認知症老人ホーム日々のひとこま

認知症の方々の日常あるあるとたくさんの人間模様・パートの愚痴もいっぱい

まじめすぎる介護職員さん

介護の仕事はそばで見ていて 本当に大変だと


思います。



見ていて何も起こらなければ それは当たり前。


入所されている人に何かあれば


大きな問題となります。



先日 急に具合が悪くなったジージがいました。




いつもは一人で車いすを動かし


行ったり来たりしています。




誰かが付いて歩けばよいのですが


職員の数も不足している中で


それは難しいのです。



もちろん見ています・・・。



危なさそうなら 素早く対処です。





そんなジージ・・・。


ある職員さんが 何をしてるかな?と


部屋をのぞいたら 様子が変!!!




すぐにナースが呼ばれ


〇〇さ~~~ん!!!


分かりますか~~~??と繰り返していました。




機械も付けられ その数値が


危険な数値になって・・・


救急車が~~~。




部屋の前を通った時に見たら


ジージが床に寝ていました。




倒れたのかもしれませんね。




しばらくして ご家族も来ましたが・・・。



高齢者が多い施設では 珍しい事ではありません。




夕方 職員さんと話していたら


とてもまじめな彼は 自分にもっと何か


こうなる前に出来る事があったのかと


落ち込んでいました。




誰のせいでもないし 


この彼が部屋をのぞかなかったら


もっと大変なことになっていたと思います。




お気楽そうに 入所者さんと


やっていく人も居れば


このように物事を深く受け止めすぎて


病んでしまうほど考える職員も居るのです。




自分が壊れないようにしてねと言うしか


小夏にはできませんでした。