認知症老人ホーム日々のひとこま

認知症の方々の日常あるあるとたくさんの人間模様・パートの愚痴もいっぱい

すごく汚い話だけど私は書くよ

今日は とても汚い内容です。


老人ホームでは毎日起こる事なのですが


以前 このような話を載せたら


酷いブログだと言われたことがあります。




酷いと言われても 現実なんですよ。



それから汚い話は書かないようにしていました。




でもね・・・


仲良しパートさんが 一生懸命に


処置している姿に感動したというか


こんなに大変な事を毎日やっているのかと


驚いたので 書いてみます。




本当に汚い話です。





小夏がその部屋の入ったら 便臭がしました。


寝ている人も居るので 誰かがウンチしたんだ


そう思いました。




ところが入って進むと ジージが床に


座り込んでいました。



座り込むというより 車いすから


ずり落ちたんだと思います。




その姿が・・・



床にはゆるゆる便が広がり・・・


靴下はウンチまみれ ズボンも同様。




車椅子も便だらけです。



そんな汚れた状態で 


小夏がシーツ交換をしたばかりのベッドに


上がろうとしたんだね~。





すぐに職員を呼んで 綺麗にしてもらわねば。



そこに来たのが仲良しパートのAちゃんです。






彼女はいつも おむつ交換をしています。


しているけど・・・目の前の状況と


オムツ交換は レベルが違う感じです。




小夏は どういう順番で綺麗にしていくか


見当も付きません。






車椅子にビニールを敷いて 座ってもらい


床に広がった汚物を片付ける。




小夏も消毒液で濡らした雑巾を


クイックルワイパーのような物に取り付けて


綺麗に拭きました。



彼女の靴も汚れたので これで拭くように


雑巾を渡して・・・。




温かいタオルを数本持って来た彼女は


ズボンを脱がし おむつを外し


少しづつ拭いて 綺麗にしていました。




後で聞いたところ 数日便が出なかったので


下剤を飲んだようです。




だから とってもいっぱい 出てしまって


紙パンツの間から 流れ出てしまったのね。




自分で思うように動けないジージは


じっとしているしか出来ません。




下半身 汚物まみれ・・・




数か月前までは 元気だったのに


認知症も進み 体も弱って


なんだか見ていて悲しくなりました。




人間て・・・こんなになっちゃうんだ。


その時そう思いました。




仲良しパートさんは ビニール袋に


汚れた衣類や 汚物を持って


片付けていました。






文句を言うでもなく ただ淡々と綺麗にし


汚物で汚れた車椅子を洗う所に持って行き


新しい車椅子を用意して・・・。



なんだか泣けてきた~。


小夏には出来ません 無理です。




偉いねと言ったら 毎日の事だよ。



もちろん最初は嫌だったけど


今は こんなもんだと思ってやってるそうです。





介護・・・大変です。




これが親でも・・・出来ないかもしれない。



これは介護の ほんのひとコマです。