認知症老人ホーム日々のひとこま

認知症の方々の日常あるあるとたくさんの人間模様・パートの愚痴もいっぱい

何で同じことを何十回も言うのかね~

老人ホームでシーツ交換のパートをしています。


重度の認知症の方々が60数名を超えて


入所しています。



60数名は小夏の担当する棟で


他の棟を合わせると かなりの収容人数になります。




作業をしていると 介護職員だと思われて


いろいろな事を頼まれます。



家に電話して~


寒いから窓閉めて~


お風呂は何時から~?


食事はまだですか?


帰りたいんですけど~




何人もの人が何度も同じことを


聞いてくるので


作業が中断ばかりです。





何で同じことを何十回も言うのでしょう。




それは記憶障害です。




たった今 聞いたことでもすぐに


忘れてしまうので


同じことをまた聞くのです。




自分が何でここに居るか理解できなくて


ここはどこ?


何でここに居るの?


今日は何日?


今日は何曜日?



職員を捕まえては 同じことを繰り返して聞きます。



嫌になるけど 病気のせいなんです。




自分でも不安で仕方ないから聞くんだよね。


かわいそうだ・・・。



否定しないで安心できるような受け答えを


しないとね。



だって知らない人ばかりの中に居るんだもんね。





一言で認知症といっても


十人十色で タイプいろいろです。




少しわかる・・・そう言う人は気の毒かな。



何も分からなくなっている方が


施設に入るには いいのかもなんて


思ってしまいます。



分かっていると 悲しくなるからね。