認知症老人ホーム日々のひとこま

認知症の方々の日常あるあるとたくさんの人間模様・パートの愚痴もいっぱい

つい分からせようとしてしまう

介護職員と違って 素人パートなものだから


認知症の人と接するにあたり


何か聞かれても そのものずばりを


言ってしまいます。



元々やんわり言う事が出来ないので


ダメなものはダメと言いますが・・・。



あるおばあさん・・・


シーツ交換を拒否されることが多く


小夏は毎週 憂うつになっています。




私はそんなに汚くありません!!!


綺麗だからやらなくて結構です!


無断でそんな事して いくらかかると思ってる!!



とにかく扱いづらい人なんです。




昼食の時なら 食べている間に


シーツ交換も可能ですが


その食べている時間帯は


寝たきりの人が数名いるので


そこを重点的にしなければなりません。





我がままバアサンの所をやっている暇は


ないのですよ。



だから・・・


いない時を見計らってやっているのですが


帰って来ちゃうんですよ~~~。




そうするとバトルが始まって


言い合いになるんです。






小夏も うまく言って 


やんわり接すればいいのですが


毎週 毎週なので ふざけるなよ!


という気持ちがあって・・・


それが態度に出てしまう。




ここに居るなら従ってもらおうか~~~


そんな感じになってしまう。


言わないけどね。




以前 他のパートさんが同じような事で


もめていたのです。




それを見て 全く困ったバアサンだと


小夏は思っていたのですが


主任が来て・・・


そのパートさんに言いました。




「なんで入所者さんに勝とうとするの?


勝たなくていいんだよ」って。




そばで聞いていて 涙が出そうだった。



叱られたんじゃないんだよ そのパートさん。



静かに言った主任の一言が


そうか・・・そうだなと思えて反省しました。




分からせようとしたって 相手は病人。



言ってわかる人なら 老人ホームになんて


入って来ないよね。




勝たなくていいんだ・・・


分からせなくていいんだ・・・。