認知症老人ホーム日々のひとこま

認知症の方々の日常あるあるとたくさんの人間模様・パートの愚痴もいっぱい

タンスの中がグチャグチャ

小夏の働く老人ホームのタンスは


般的なものではなく


引出しが3段分しかありません。



あとはロッカーです。




絶対的に しまいきれません。




夏は薄いものだからいいけど


かさばる冬物は入りきれないです。



ジージやバーバは毛糸物で かさばるものや


裏起毛の上下を持っているから


あまり多くは入らないです。




引き出しは閉まらないで


少し空いているとことがあります。







季節ごとに入れ替えるようですが


ロッカーに入れてしまうと


他に入れたいものが・・・しまえないです。




面会が可能な頃は ご家族が季節外の物は


持ち帰ってくれました。



全家庭ではありませんが・・・。




そうでもしないと しまう所がありません。



反対に衣類が足りないのに


連絡をしても届けてくれないこともあり


なかなか難しいですね。




娘さんがいる人は そういう心配も


あまりないようですが


お子さんが息子さんだけとなると


お母さんの着るものは分からないようで


足りませんと連絡するも


衣類が届くことが・・・ないんだって。





お母さん着るものが足りませんよ~~。




なければ借りられるんじゃないの?


なんて思ってるかもね。




多くの入所者さんが 同じ事を考えて


十分な衣類を持って来なかったら


予備なんてそんなにないからね・・・。




あ、衣類がグチャグチャの話だった。



あるバーバは探し物をします。



あの服がない!  パンツがない!


そんな事を言っては 引き出しの中を


グルグルかき回します。




小夏が綺麗にたたんでしまっても


その日のうちに ひっかきまわすから


もうぐちゃぐちゃなんだ。




そんな事しなくてもいいのにね。



バーバは怒りながら探し物をするから


掴んだ衣類を そのうち


ぶん投げちゃうんじゃないかと


ハラハラしております。