認知症老人ホーム日々のひとこま

認知症の方々の日常あるあるとたくさんの人間模様・パートの愚痴もいっぱい

とっても可愛らしいおじいちゃんは皆に愛されてる

老人ホームに入所されているジージの話です。


何というか・・・可愛らしいのです。


いつも静かな人で ご飯も自分で


頑張って食べている ごく普通のおじいさん。



何が可愛いのか?



一生懸命に食べるところ・・・


ガツガツしてるとかではなく


口の周りにいっぱい おかゆとか付いてるけど


汚いな~と思わないんだよね。




他の職員も このジージの事を


好きです~と言ってます。



お人柄でしょかね。



特にお喋りするわけではありません。


聞けば答えてくれますが。




ある時 ベッドを整えようとしたら


そのジージが寝ていました。




〇〇さん どうしたの?


具合い悪いの?


どこか痛いの?



なんて心配で聞いたのですが


どこも悪くないよって言ってた。



そうか~良かった~と言ったら


ニコッとしてくれる。




そのニコッが可愛いんだ。





暑い日に水分補給でゼリーを食べていたのですが


もう容器にないのに 一生懸命に


スプーンですくっていました。




もう全部食べられたから 空ですよ。


もう少し食べますか?



うん、そう言ってニコッとしたジージ。






追加もペロッと食べて


これ好きなの?と聞くと うんて頷く。



お口の周りを拭きますね なんて言っても


うんと うなずき じっとしてるのよ。



このジージと触れ合っていると


穏やかな気持ちになれる。