認知症老人ホーム日々のひとこま

認知症の方々の日常あるあるとたくさんの人間模様・パートの愚痴もいっぱい

1週間同じ話を繰り返すバーバ

各部屋を回りベッドを整えてて行く朝。


作業を始めて30分もしないうちに


たどりくつバーバの部屋。



「まあ座ってちょうだい どうぞどうぞ」


お茶でも出てきそうな雰囲気。



バーバ「この間の雪で思い出したけど


若いころに雪が降った翌日に転んだのよ。


バス停まで行くのにスタスタ歩いてたら


もう前にバタンと転んで 手も足も


血だらけになって 痛かったわ~。


何でズボンを穿いて行かなかったんだろう。


バカだったわ~。」



小夏「私も転んだことありますよ。


勢いよく歩いていて つまずきました。


コートが破けたかと思うほど


派手に転んで それからゆっくり歩くことに


しています。」



バーバ「そうなのよ、焦って歩いてたから


転んじゃって 手も足も血だらけで


もう痛くて痛くてね~。


仕事は休んだわ~。


バス停まで行くのにスタスタ歩いてたら


もう前にバタンと転んで 手も足も


血だらけになって 痛かったわ~。


何でズボンを穿いて行かなかったんだろう。


スカートなんて雪の翌日に穿くもんじゃないわね。」




この話は言葉が少しづつ変化して


5回ほど繰り返されました。



雪が降ったのは1月6日(木)なので


それから毎日 同じことを繰り返し聞いています。



ごくごく普通の雰囲気を持っているバーバですが


最近 このように同じ話を1度に5回ほど話します。



そしてそれが連日繰り返されるのです。



これは高齢だから?


それとも認知症が進んだのか?




いろいろ心配にはなるけど


明るいバーバを見るとホッとします。



このバーバだけですよ。


「どうぞ座って~」と話したがってくれるのは。




でも・・・うまく切り上げないと


仕事が進まないし 同じ話を5回以上は


聞きたくないな・・・。




今日も寒いわー。


頑張りすぎないで


ゆったりやってきますー。