認知症老人ホーム日々のひとこま

認知症の方々の日常あるあるとたくさんの人間模様・パートの愚痴もいっぱい

貴女うるさいですよ

もうね・・・いちいち うるさいんだよ。


シーツ交換をしている小夏を呼んで


食堂の窓・・・


大きな窓は開けると風が入りすぎるから


欄間を開けてくれというおばあさん。





ボタンを押すと 4つの小窓が


次々に開くようになっている。




そのうち2つ開けてくれればいいからと言う


おばあさん。




右から順番に開いていくので


2つ開いた時点で ボタンを押せば


止まるのですが・・・。



おばあさんは 真ん中の2つだけ開けてと言う。




それは出来ない・・・。



いつもそうだと言うけど


それは出来るはずがない。



クドクド言って 本当に


貴女うるさいですよ!!! と言いたかった。





テレビの音を上げてくれとか


録画したものが終わったから


次のを見せてとか


細かいことを あれやれ これやれって。




あの人さ・・・まあ認知症なんでしょうけど


重度ではないと思う。




自分の事は出来るし 他人の世話までしてるから。




小夏がいる棟は 重度の人が居るんだけど


違う棟に行ってくれないかな・・・


あのおばあさん。






シーツ交換だって 都合があるから


いつも決まった曜日の同じ時間には


出来ないのにさ・・・



今日やる日ですね。


早目にやってください。




やるまで言ってる・・・うるさい。


どこかへ行って欲しい。