認知症老人ホーム日々のひとこま

認知症の方々の日常あるあるとたくさんの人間模様・パートの愚痴もいっぱい

オシッコの入ったゴミ箱を渡される

小夏がシーツ交換をしていると その部屋に入って来たジージ。


1日中プラリプラリとしている人で


何を言っているか・・・わからないです。




ゴニョゴニョ・・・ブツブツ・・・フガフガ・・・。


:@+・@@~;」。・@@~って感じです。



そして差し出してきたのは プラスチック製のごみ箱。




これは部屋に置いてあったり、トイレに置いてあるものです。




ジージがモゴモゴ言いながら差し出すので


小夏は何も考えずに受け取りました。




受け取った途端に・・・重い。




ジージは 居なくなってしまったし


おいおい! この中身は何だよ~~~って思いながらも


小夏はフリーズ状態。




頭の中で もしやこれはウンチ&オシッコか?



いや待て、ウンチ臭くはないぞ。


という事は・・・


この液体は・・・オシッコなのだな。




嫌だな・・・小夏 素手でそのごみ箱を受け取りました。





そういえば・・・ジージは肌着をヒラヒラズボンの外に


出していたじゃないか。




そんな事を考えていたら 他のジージが見ていて


「そこのトイレから出て来たぞ~」と教えてくれました。




そうか・・・トイレに行ったのか。



行ったけど その中にあるゴミ箱にオシッコしたんだね。


偉い偉い・・・違うな・・・。




数分 フリーズしてたけど 職員に言って


片づけてもらいました。





このジージ・・・


入所したてには 度々こういう事があり


驚いたものです。



最近は しなくなってたので


小夏も忘れていましたよ。




認知症って こんな事もしちゃうんですね~。




もっとひどい人は 他人の部屋の隅に行って


床にウンチしちゃいますよ。




もう・・・動物園のようです。