認知症老人ホーム日々のひとこま

認知症の方々の日常あるあるとたくさんの人間模様・パートの愚痴もいっぱい

話相手になって自分も気持良かった

老人ホームに入所している人って


話相手が欲しいもんだよね。




もっと話相手をして欲しい


優しく接して欲しい


もっと何度も見に来て欲しい



人それぞれ いろいろな希望があると思います。




でも職員は少ないので


1人1人に寄り添ってはいられない現状です。



昨日は各部屋を回っていると


バーバが椅子を差し出して 座ってと。



特に急ぐ用事もなかったので


おしゃべりタイム・・・20分くらいかな。



仲良しの人が退所してしまったので


寂し気なバーバ。





やはり話相手が居なくて


つまらないと言ってました。



もう・・・表情が暗いのよ。




同じ棟に居る入所者さんの事を


この人はいいけど こっちの人は


頭がおかしいとか言ってた。




認知症だから 仕方ないんだと言えば


理解してくれますが 


同じホールに居ますので


嫌な時もあるようです。




他にも数人いますが 高齢すぎて


話も合わないし 耳の遠い人とは


話が通じないようで しょんぼりしていました。






息子さんや お嫁さんの話で笑顔になったけど


それもすぐに終わっちゃうしね。




他の棟へ移動すれば 大勢いるから


ポツンとしないで済むけども・・・。



今の部屋が静かでいいから


他には行きたくないそうです。





そこを離れて 違う棟に行くと


そこには食事以外寝ているバーバが居ます。



1人の時間が長すぎて とてもつまらない。



小夏が行くと 話し始めるけど


娘の話・・・


若い時の話・・・


旦那さんの話・・・


戦争の話・・・



これが10回くらい繰り返されるの。



それを何回でも うんうんて聞くんだけど


さすがに10回目はきつくてね。




ヘロヘロに疲れて 


よし、ここで最後の部屋だと入ったら


あ~~~~この人が居たか~って。



こちらも食事以外は起きられない人。



カーテン開けて


靴下履かせて


それ取って


カーテン閉めて


車イスを持って来て



いろいろ要望します。



3人様の話相手 疲れますが


たまには親身になって差し上げようと思う。



お話しするのは楽しいので。