認知症老人ホーム日々のひとこま

認知症の方々の日常あるあるとたくさんの人間模様・パートの愚痴もいっぱい

いびきに驚いて飛び上がる

いびきって文字にしようとすると難しい。


ゴゴッ・・・ググッ・・・グ~~~


小夏のいびきではありませんよ~。




4人部屋のシーツ交換をしていました。


その部屋に入った時は 


そこでジージが寝ている事は承知していたのです。





しかし3つのシーツ交換をしている間に


すっかり寝ているジージの事を忘れていました。




それだけ静かに寝ていたジージ。





シーンとした中で作業を続ける小夏。




ゴゴッ・・・ググッ・・・
グ~~~




それがものすごい大きないびきで


小夏は驚きのあまり 飛び上がってしまいました。



本当に体が宙に浮きましたよ。




いや~驚きましたね~。



ジージはよく眠っていました。




このジージ 前はよく歩いていたけど


一度転倒してからは 体が痛いんでしょうね


もう歩き回ることは出来ないようです。




そして寝ている事が増えてきました。


高齢者あるあるです。






歩き回っている時は 何をしでかすか


分からない人だったので


小夏の中では困った人でしたが


ベッドで寝ている姿を見ると


何だか無性に悲しくなってしまう。





困った人でもいいから元気に歩き回って欲しい。




このように慣れ親しんだ入所者の皆さんが


段々と弱っていく様子を目の当たりにすると


何でもっと優しくしておかなかったんだろうと


悔やまれます。




いや・・・今からでも遅くはない。


心のこもった優しい言葉を毎日かけて差し上げよう。




そう思うのです・・・。



決められた休日・・・明けて出ていくと


入院したとか 亡くなったとか


そんなことがよくある老人ホームです。




その日その日を一生懸命に過ごさなければ


後悔しても ・・・遅いんだよね。




今日は優しく出来ただろうか?


自分に問いかける。



バーバが横になりたいと言ったので


お手伝いした。




今までだったらスルーしてた。




今日は そばに居て手を取って


ベッドに案内したり メガネは壊れたらいけないから


外した方がいいですねなんて


声を掛けました。



小さなことですが・・・


バーバは助けて欲しいって言ってたよ。




助けて欲しいなんて・・・


そんな気を使わないでいいのにね。



皆さん とても気を使っていらっしゃるよ。



あ・・・またタイトルと違う内容になってしまった。