本当は嫌いなのに話してるジージとバーバ
小夏の働く老人ホームにみんなと仲良く
出来ないバーバが居ます。
耳が遠いので 声が大きくなってしまう事も
怒られているようで怖いから
誰も寄り付かないのかも。
お顔も怖いのよ~~。
そして気に入らないと大声でわめく・・・。
鬼婆みたいだよ。
気に入らない事があるからそうなるんでしょうが
何でもかんでも希望がかなうはずもなく。
気の合う人も居なくて 気の毒ですが
1日ホールに座っています。
ある時 ジージが小夏に言いました。
「あのおばあさん 皆から嫌われてるよ」と。
そのジージは仲良く話しているので
1人でも話せる人が居て良かったと思っていました。
ところがジージはそのおばあさんが嫌いなんだって。
いつも話しているじゃないと小夏が言うと
嫌なんだというのです。
そうか・・・
ジージはバーバに合わせて話してただけで
気が合うわけじゃないのか・・・。
「そうだよ」だって。
でも・・・その後二人を見ていると
楽しそうに話しています。
ふふふ・・・二人の表情が明るくて
微笑ましいひとこまでした。