認知症老人ホーム日々のひとこま

認知症の方々の日常あるあるとたくさんの人間模様・パートの愚痴もいっぱい

介護する大変さ

小夏の働く老人ホームでは1つの棟に


50人ほどの認知症の方が入所されています。



それぞれ症状は違いますが


1人では生活できない方々です。



寝ている事が多い人・・・


車いすで自由に動ける人・・・


杖を使って歩ける人・・・



人それぞれです。





歩くことが不安定で危ない人に限って


フラフラ歩き続けます。




必然的に誰かが付き添わなければなりません。



そこで1人 付いてしまうと


残った職員で 他の数十人の認知症の


何をするか分からない人たちを見なければなりません。




それは仕方のない事だけど


同じ事を1日に何百回も言い続ける人・・・



お風呂は何時?なんて 1日に何十回も聞く人。




ご飯 まだ?って・・・


食べて歯磨きしたばかりなのに聞く人。



自分がヨロヨロしてるのに


他の人の車椅子を押して 連れて行ったりする人。




用もないのにウロウロ・・・ウロウロ。


通路のど真ん中に車いす止めて


動かない人。




みんなが通れなくて ちょっと通らせてと


何度も言ってるのに 邪魔だと分からない。




急に叫んだり・・・


椅子から落ちたり・・・


廊下で転んだり・・・



介護職員は気が抜けないと思うよ。




そんな中 お茶を出したり 食事の準備や


食事介助して 慌ただしく時間が過ぎていく。




家に居て家族をお世話するのと同じように


サポートするんだよね。



どの職員を見ていても 優しく声をかけてる。



小夏には無理だ。



日々 理不尽な事ばかり言われるから


優しくしてあげられないよ。



まともに会話できる人って 居ないからね。


距離をとらないと 病んでしまいそうだ。