先日　洗濯ものがクリーニングから戻って来たので

各入所者さんのタンスへしまうのを

手伝っていました。

シーツ交換係の小夏ですが

たまにはこんな事も手伝います。

約50人分のクリーニング済みの衣類は

かなりかさばって　山積み状態なんです。

その台車を運んでいると

「私のはどこ？」

「あ！これ私のだから」と抜いたりして

その山が崩れるのです。

順番で配りますからと言っても

認知症のバーバは聞きいれるわけもなく。

移動するたびに車いすでついて来て

「これ私のだから！！」を繰り返すバーバ。

仕方ないので先にそれを取って

タンスにしまって来ると

その場では納得する物の

数分経てば　私のシャツがなくなったと言います。

小夏がタンスにしまって来たよと言っても

そうなの？　ありがとう

そういった後に　なくなった！が始まります。

くそ暑い中　面倒な各人への洗濯もの配り。

その上　難癖付けられて疲れ果てます。

自分で持って行ってタンスにしまえる人は

その場で渡しても問題はないけど

そんな人でさえ　数分経てば

又台車の荷物をあさっていて

「私のある？？」って。

さっきお渡ししましたよと言うと

そうだっけ？？？

なんて言います。

忘れちゃったの？

うん…すぐ忘れる。

そんなやり取りです。

数分前の事は　すぐに頭から消えるようです。

ある意味すごいな～。

ストレスが多いこの時代。

すぐ忘れられたら　快適に過ごせるんじゃないの？

なんて思ってしまいました。