認知症でも優しい言葉をかけてくれる人はいる
シーツ交換作業は 簡単な事ですが
かなり重労働なんですよ。
大きな台車に リネン類を山のように積んで
運んで行くので 入所者さんは毎日
それを見て 大変ね~と言ってくれます。
そんなバーバに
頑張るね~と手をヒラヒラ振って
作業開始です。
小夏は無駄な動きが多くて 疲れます。
一番奥の部屋まで行って
あ・・・あれ忘れたと 長い長い廊下を戻る
そういった事が多いです。
これを置いて 帰りにベッドパットを
持ってこようとしても・・・忘れます。
また・・・取りに行きます。
途中で驚くような光景を見る事が多いので
気が散りますね。
あたふたしていると
もう12時を過ぎていて
優しいバーバが 「ご飯食べたの?」なんて
声をかけてくれます。
もう昼を過ぎているんだから
食べて来なさいよ~って。
夕方になると
「貴女ばっかり動いてるわね。
そんなに夢中でやると倒れるよ~。
いい加減でいいんだから もう休みなさい」って。
このバーバに声を掛けられると
ホッとします。
普通っぽい方だから・・・認知症でも。
しかし・・・この後にこう言うの。
「さっき来てたんだけど
うちの子たち知らない?」って。
あ~~~やっぱり 少々難ありだわ~。