認知症老人ホーム日々のひとこま

認知症の方々の日常あるあるとたくさんの人間模様・パートの愚痴もいっぱい

寝たきりの人の話は何度も繰り返しになる

認知症で体も不自由になって入所されている


おばあさん。


食事の時間は起きるけど


寝ている時間のなんと多い事。



お気の毒なんだよね。


かといって 起きているのも体が辛いとなると


寝ているしかないそうです。







毎日 各部屋を整えて回ります。


布団を綺麗にたたんで ベッドの上のごみも


片づけて・・・。




おばあさんの部屋に行くと


待っていましたよ~~~って嬉しそう。



話し始めは いつも同じ


終戦後に食糧難でと話し始めるの。






そのおばあさんの実家は大きな家で


使用人も居たらしく 裕福だったみたいです。




食べる物には困らなかったなんて


すごいよね。



畑も田んぼも山もあって


干し芋をたくさん作ったとか


食事もたくさん用意して


近所の人が よく食べに来たんだって。




小学校を出てからは 上の学校に通ったとか


空襲警報が鳴ると・・・


防空壕が・・・


赤々と炎が燃え広がって・・・ 


その光景は 今でも忘れられないって。






うんうんと毎日同じ話を聞いていますが



終戦後に食糧難で・・・・と


1から再生されます。




これがエンドレスでね・・・。




よく同じ話を何度も出来るなと思うのですが


認知症の人は 自分の話したことも


直ぐに忘れるので・・・。



5回繰り返されると 疲れ果ててきます。




次の部屋を掃除しなくちゃいけないので


又来ますね~楽しかった~と


別れますが・・・。



これは大変な事ですよ~~~。



他の人は忙しいから すぐ行っちゃうって。




おばあさんは 私が来るのを待ってるって。


は~~~~~。