認知症老人ホーム日々のひとこま

認知症の方々の日常あるあるとたくさんの人間模様・パートの愚痴もいっぱい

他人の布団を抱えて自分の部屋へ持って行く

他人の布団を抱えて自分の部屋へ持って行く


ジージ そんな事するのは止めてくれ。



小夏これ見てポカ~~~ンとしちゃったよ。



どうしたものか後をついて行ったら


自分の部屋に置いてた。



どうしたのと聞くと ばあさんの分だよって。




そうか~ばあさんの分ね。



でもそのままには出来ないので


女の人はピンクの布団がいいから


綺麗な布団を持ってくるね~と言って


早急に撤去。





危ない、危ない。




小夏が見てなかったら 


布団の捜索願出すようだ。




そのジージのベッドの上に置いたのは


一瞬だったから


それは そのまま元の場所へ戻しました。





これが女性の布団なら


全取り換えしたけど。


認知症・・・何をするか


全く予測不能であります。

また一人辞めた明日は我が身だと思う

体調不良で休みがちなパートさんがいました。


このコロナ禍において 発熱ありだと


どうしてもPCR検査を受けてから


出勤してくださいとなるようです。




受けたからといって 即日出勤は出来ません。


結果が出るまで 更に休むことになりますね。



介護の現場は 本当にいつも人手不足。




急に休まれると そこに居る人に


負担がかかってくるのです。




うんうん・・・それは分かるよ。



分かるけど 具合い悪くなるのなんて


わざとじゃないんだから


仕方ないじゃん!



老人ホームで 高齢者がいっぱい。


そして 職員も何かあったら大変。




だから とにかく何でもかんでも


拒否される感じ。



万全でない者は受け入れず!



拒否されるって辛いよ。





結局 そのパートさんは


その後も休むことが多くて


辞めてしまいました。





他の職種だったら 辞めなくて良かったのに。




こんなコロナ禍で 次の仕事が


見つかるのだろうか?




もっと温かい気持ちを持って


働いているパートさんを


大事に出来ないのだろうか?



明日は我が身・・・


みんなそう言ってる。




使われるという事は・・・


理不尽なことも受け入れるって事だ。



それが嫌なら自分で起業するしかないね。


そういった度胸と才能が欲しいよ。

怒りをぶつけてくるバーバ

毎朝その部屋に入るのをためらいます。


何故かというと・・・


毎日ご機嫌が変るので 何を話そうか


迷いがあるためです。




70代後半のバーバです。



体調が思わしくないようで


他の部屋の人たちと触れ合うのも嫌がり


ただただ自分の部屋にこもってばかりです。




そして お風呂もリハビリも拒否。




それは良くないよね。


看護師さんも 気持ちがアップするようなことを言って


体温を計ったり 脈を計って


異常ないわよ~なんて言って


何とかお風呂に誘導しています。





きっと誰かがそばに居て 一緒にやってくれるとか


見ていてくれれば出来るのかも。



出来る事ならそうしてあげたいのは山々ですが


一人に付きっきりになれない現状です。





このバーバ とても神経質で


少しの音もうるさがって


何時も難しい顔をしています。




ずっとベッドに居るから 汚れるの。



替えようとしても機嫌が悪ければ


出来ないんです。




大きな声で罵倒されます。




そういう時は下がりますけど。



翌日行くと すまなそうに謝るバーバ。




気にしなくていいよと言うと


嫌な思いをさせちゃってごめんなさいって。



だから言いたい事は言っていいよと


伝えました。



小夏も言いたい事はストレートに


言いますよ~と言ったら


うん、ハッキリ言う人だって分かってる


そうです。




こういう関係も大事だよね。





職員さんも このバーバの事は


ちょっと手がかかると言ってますが


昨日は悪かったとか言うので


可愛い人なのよと笑ってましたよ。




皆に理解され 可愛い人なのと思われ


小夏も嬉しいよ。




誰だって年を重ねれば


調子の悪い所が多くなって


気持ちもふさぐから


近くに居る人に その気持ちをぶつければいいんだよ。



老人ホームは そういうの


受け止めてくれる所なんだからさ~。