認知症老人ホーム日々のひとこま

認知症の方々の日常あるあるとたくさんの人間模様・パートの愚痴もいっぱい

入所者さんの衣類

入所者さんの衣類は 入る時に案内されると


思うのですが かなりの差があります。



ロッカーや引出しに入りきらないほど


持っている人も居れば


クリーニングから戻ったものを


しまう時に その引き出しの中が


空っぽの人も居ます。



今は冬物が入っているので


かさばっている事もあり


しまいきれない人が多いかな。






冷暖房完備なので そんなに防寒着のような物は


必要ないのですが 


持っている人は多いんですよ。




見ていて気持が良いのは


やはり綺麗な下着類ですね。




入所の時に 綺麗な物を一式揃えた感じ。




数年居る人は 途中で綺麗な物に


入れ替えていると思われます。




今はコロナ感染予防のため


ご家族は館内に入れません。




先日はそろそろ春物の衣類に入れ替えたいと


ご家族がいらして 外で受け取ったようですが。







そういった心づかいが嬉しいですし


大事にされているから


気付きにくい衣類の事まで


気持が行くんだろうなと思いました。





中には 劣化して


これ以上クリーニング不可ですと


業者さんから貼り紙されるものもあります。




そういう人の持ち物は どれを見ても


劣化が激しいです。




職員も ご家族に連絡しているのか?




あ・・・それから いくらなんでも


そう思う事があって・・・。




持ち物には全て記名して


もらわなければなりません。



衣類もそうです。




裏のタグにマジックで書かれていたり


裾の方に縫い取りしてあったり


皆さん工夫されています。




その他にクリーニング用のタグも付いていますので


誰の物か すぐわかるのですが・・・。




中には白い布に太いマジックで


でかでかと名前を書いて


胸の所に縫い付けてあるものがあります。




いや~~いくらなんでも これはないよ。




大きく名前を書かなくても


職員は直ぐに名前を把握しているし


持ち物が誰の物か分かればいいだけなんだから。




衣類全てに縫い付けた労力はすごいけど


それを着せられるジージは 


とてもかわいそうでなりません。




数年老人ホームで働いていますが


初めて見ました。



良いとか悪いの話ではなく


自分だったらそれを着たいか?


という話です。