認知症老人ホーム日々のひとこま

認知症の方々の日常あるあるとたくさんの人間模様・パートの愚痴もいっぱい

自分の仕事じゃないから面白く感じる

老人ホームでは職員の出勤数によって


これじゃ回らないでしょうと思われる日が


度々あります。



そんな時は自発的にお手伝いします。



自分の仕事じゃないから


多摩に参加して 面白く感じるくらいが


いいと思っています。






責任がないので 入所者さんと話していても


対処できなければ 代わってもらうなり


そこから離れればいいわけです。




認知症の人相手に 正論で戦っても仕方ない。



その人がどうしてほしいのか


分かろうとする事が大事なのでしょうか。




昨日の事・・・


何を書いてあるのか分からない紙を


大事にし過ぎて毎日ポケットに入れているので


ボロボロになってしまったとバーバが言う。





セロテープでとめて欲しいという要望。




お気の済むように 貼って差し上げた。


すごく安心したようです。





いつも職員は少人数で忙しく


話相手が十分にされていないので


小夏のように ポ~~~っとしていると


不満の聞き役にされるのです。




だいたいこの施設はさ・・・と始まって


やり方が汚い!って。



何のやり方?




入所者の皆さんをさらって来て


閉じ込めて帰さないと思っているらしい。



ここは老人ホームという事が


分かっていません。






いや・・・帰りたければいつでも帰って


いいんですよ・・・。





ご家族がそう望んで 手続きされればね。



あ・・・話しが逸れました。




お手伝いの話でした。



入所者さんの中に よくしゃべる人が居て


それはそれは自分がいかに かわいそうか


どんなに家族が心配しているだろうか


だから今すぐここから帰らないと


家族が悲しむって。




車椅子に乗って小夏に付いて回ります。



他のバーバに話を聞いていても


大きな声で自分のかわいそうさを


猛烈アピールします。




もちろん話は聞いているのに


何度も何度も繰り返しますからね・・・。




他の人と触れ合う時間を


邪魔しないで欲しいなと思ってしまう。




あるバーバの所へ行ってお話していると


また車いすで寄ってきて話を遮る。




今 話しているバーバが怒りました。


「今は私が話してるのよ!


向こうへ行って!!」




バーバ・・・よくぞ言ってくれました~。




そう言ってしまうほど


邪魔されたくなかったのよね。




車椅子のバーバは他の職員の所へ行き


同じ事を繰り返していました。




おやつの時間になって


お茶を入れたり 食べ物を配るのに


その経路に居て とにかく邪魔なんですよ。




邪魔というより 危ないんですね。



危ない理由も説明して 席に戻ってもらうけど


1,2分でもう忘れて 同じことを繰り返す。




小夏にはつき合いきれないや・・・。


しつこすぎる・・・。





いくら病気と分かっていても


異常なしつこさは こちらが病んでしまう。




たまに手伝う程度で いいか・・・。


それならニコニコして話相手になれるんだよ。