認知症老人ホーム日々のひとこま

認知症の方々の日常あるあるとたくさんの人間模様・パートの愚痴もいっぱい

オイオイと呼ぶけど私は妻ではありません

ホールに響き渡るジージの声。


「オイ~オイ!」とまるで奥さんでも呼ぶように


大きな声を出すジージ。



「何でしょうか」と声をかけても


特に用事はないようで黙ってしまう。





1人で放って置かれるのが嫌なのかな?



きっと自宅では ずっと誰かが


そばに居たんでしょうね。




このジージは 自分で車いすを


動かす事が出来ないので


ホールに居る事が多いです。



食事は一人で出来ますが


こぼす事も多いですね。


職員が様子を見ています。




でもなるべく自分で出来る事は


自分でやってもらっているようです。





このジージ・・・毎日シーツやタオルケットが


汚れているので交換します。




他の人だと あ~~又か~と


嫌な気持ちになるのですが


不思議とならないです。




ちょこちょこタオルケットやシーツを


交換しているので


1週間に1度のシーツ交換は


しなくても良さそうですが・・・。




小夏は シーツ交換いたします。



綺麗なベッドで寝てもらいたいから。




何故か そう思わせるジージなんですよ。



職員さんにそんな話をしたら


そうそう~そうなんだよね~と


言ってました。



「おい!おい!」と何度も呼び


行けば特に用もなく・・・




認知症なので会話も嚙み合う時と 


合わない時があります。






そんな様子が 可愛いんですよ。


かまいたくなるような愛らしさがある人です。




小夏は介護職員ではないので


入所されている人と深くかかわる事はありません。




傍から見ていると なんて大変な仕事を


しているんだろうと思いますが


毎日お世話をしていると こうやって


可愛らしいと思えるのでしょうね。



見ていると接し方が優しいもの。


尊敬しちゃうわ~介護職の人たち。